いつも、アメーバブログ「猫寺にゆけ!」でお世話になっております、
ねこでらでございます。
アメブロからリンクを貼る方法が分かりませんでしたので、
別名義で作っているココログのほうから、リンクさせて頂きました。
(そちらのURLを入力しておきました。)
これからも宜しくおねがいします(^^)。
kazuouさんがご紹介くださった変身譚、未読のものも多数あり、
これからまだまだ読んでいけると思うと楽しみです。
そうそう、男女の間の変身では、ゴア・ヴィダールの『マイラ』(早川ノヴェルス)や
ウィル・セルフの『コック&ブル』(白水社)なんてのもありますね。
どちらも、悪趣味といえば悪趣味なんですが(笑)。
テーマとは関係ありませんが
マーガレット・セント・クレアの短編集が出ていたんですか。
SF読み始めに初めて買った2冊のハヤカワ・ポケットSFのひとつが彼女の『アルタイルから来たイルカ』ということで忘れられない名前です。ちなみにもう一冊がヘルベルト・フランケの『思考の網』。今思うとずいぶんマイナーなものに手を出したものです。
さて変身譚といえば、フレドリック・ブラウンの艶笑譚を思い出します。美しい人魚に恋をし、願い叶って自分も人魚になった男。いざ思いをとげようとしたところ当然下半身は魚で‥
フリーメーソンのロッジに足を配置する方法
ねこでらさん、こちらでははじめまして。
こちらもリンク貼らせていただきました。これからもよろしくお願いします。
ヴィダールにウィル・セルフ、そんなのもあったんですね。さすがに読書範囲が広くていらっしゃる。ウィル・セルフの『コック&ブル』は未読ですが、セルフといえば、ついこないだ出た『元気なぼくらの元気なおもちゃ 』を購入したばかりです。これが面白かったら『コック&ブル』も読んでみたいですね。
>迷跡さん
セント=クレアのこの短編集はひっそりと出たので、ご存じでない方もいるかもしれませんね。
内容はSFというよりはファンタジー的なものが多くて、ジャック・フィニィなんかに近い味のする作品集でした。いい意味で女性的という感じを受けましたね。
それにしても、初めて買ったのが『アルタイル…』と『思考の網』というのも、すごいセレクションですね。
ブラウンは、アレですか。人魚姫の逆パターン、あれには笑いました。
ヴァージニア・ウルフ
そういえば、「ダロウェイ夫人」を以前勧められて読まずじまいだった。
「オーランドー」は興味だけはあったりして。
難解といわれると、断然読みたくなってしまう。
「変身」は小学生のころに読んで、朝起きて、自分が虫になっていたらどうしようと恐怖した小説。
自分が読んだ変身の物語ってなんだろうと考えてみて、一番最初に頭に浮かんだのがホーソーン「ウェイクフィールド」。
変身するってわけじゃないけどね。
誰が厚生労働大臣です。
『オーランドー』
『オーランドー』は、くろにゃんこさんが好きそうな本ではありますよ。難解といっても、わけがわかんないわけではなくて、普通の物語みたいな整合性が無視されている…といった感じの作品です。これが「意識の流れ」ってやつなんでしょうかね。
なるほど、『ウエイクフィールド』も考えると〈変身〉ではありますね。突然男がとっぴな行動を取り始める…。内面の〈変身〉というわけですか。
意識の流れ
そうそう、意識の流れだった。
以前アトウッド「浮かび上がる」を読んだときに、「ダロウェイ夫人」を勧められたんだっけ。
「浮かび上がる」は詩的なイメージがちりばめられた作品で、かなり好き。
フェミニズム作品として知られているけれど、そういう枠組みを越えた作品だと思う。
今、「世界を肯定する哲学」を読んでいて、カフカについての記述を見つけました。
思考と視覚の関係性と問題について論じているところで、カフカが難解と言われる理由は、徹底して俯瞰することを排除している、カフカの世界は絶対に俯瞰することができないからだとありました。
カフカ、明日娘に頼んで図書館から借りてもらうことにしました。
「世界を肯定する哲学」、かなり面白い� ��す。
「徹底して俯瞰することを排除している」ですか。なるほどそういう見方もあるんですね。『世界を肯定する哲学』はネットの感想などを見ると、けっこう評判がいいようなので、機会があったら読んでみます。
文化的な分離は何ですか?
「変身」と聞くと、真っ先にヒーローものが思い浮かんでしまいます。
あるいはサイヤ人の大猿への変身!あれは変身後の記憶が全くないんですよね。
ミステリでよくあるのが、対象人物に憑依してしまい自分がその人に成りきってしまうというのもありますね。
よく映画やドラマなどである男と女がぶつかって心が入れ替わるのは「変身」のパターンなんでしょうか?
紹介されているものはどれも未読ですが、リサ・タトル「きず」には興味があります(前にも紹介されてましたよね?)。
解釈は広いですね
〈変身〉といえば、まあいろんなテーマが含められますから。容姿や外見が変わるのも、内面や性格が変わるのも〈変身〉だと解釈しております。
男女がぶつかって心が入れ替わる…というのは、いわゆる〈人格交換〉ものですね。
『きず』の収録されてる短編集は入手困難なんですけど、上で紹介している、同じく性転換もののジョン・ヴァーリィ『選択の自由』も似たようなテーマで面白いのでオススメですよ。こちらの方が入手は容易だと思います。
わたしが思い浮かぶ変身は、『俺はレッド・ダイアモンド』のサイモン・ジャフィーとか、ジェームズ・サーバー『空中ブランコに乗る中年男』の中のウォルター・ミティとかの脳内変身(妄想とも言いますが)です。わたしもよくウォルター・ミティのように活躍しています。
人格や性別、環境や時代の現実ではありえないような変化によって、主人公どのように状況を受け入れ、どのように生きていくのか?というのが「変身」ものの面白さの一つだと思います。
小説ではなくて恐縮なのですが、「タイムマシーンにお願い」("Quantum Leap")という海外ドラマをご存知ですか?
不完全なタイムトラベルに巻き込まれた天才科学者が、過去の人間の精神と入れ替わり、入れ替わった当人としていろんなトラブルに巻き込まれる、というドラマなんですけれども。
その相手が、弱者や社会的地位の低いもの(有色人種、女性や子供、障害者、はたまた実験用の猿まで!)が多くて、彼らが主人公の頑張りで困難な状況を克服し、それによって主人公も成長するという展開が非常に面白くて、個人的に好きなドラマの一つです。
「変身」ものとして、真っ先に頭に浮かんだので、本筋とは離れるかとは思いましたが、書かせていただきました。
>てん一さん
『ウォルター・ミティ…』も〈変身〉だ! これは気づきませんでした。まさに変身願望の最たるかたちですね。そう考えると「自分はほんとうは…だ」というパラノイアものも〈変身〉テーマに入ってくるようです。
あらゆる人間の心の中にはウォルター・ミティが住んでいる…。
>げしさん
「タイムマシーンにお願い」寡聞にして知りませんでした。すごく面白そうなドラマなんですが。 タイムトラベルで過去や未来の自分と意識が入れ替わる、というパターンはわりとよくありますが、このドラマは、全く関係ない他人と入れ替わるという設定みたいですね。たしかに興味深いです。ぜひ見てみたいですね。これ、ビデオやDVDなど出てるのでしょうか?
映像にはたいへん弱いので、こういう面白そうなものを紹介していただけると、たいへん助かります。これからも同じテーマの作品など、小説に限らず挙げていただけると幸いです。
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